マニフェストでグループを作ってみる part3
今回は、以下の記事で使用したコマンドの解説を行います。
具体的には、puppet agent
コマンドの解説です。
マニフェストでグループを作ってみる - ressyのナレッジ的なブログ
puppet agentコマンド
グループ作成をした際は以下の2種類を実行していました。
# puppet agent -t --verbose --noop # puppet agent -t --verbose
オプションの違いだけですが、挙動は大きく変わるのでその辺も解説します。
Agentサーバにマニフェストを適用する場合、puppet agent
コマンドを使用します。
このコマンドによって、Masterサーバ上にあるマニフェスト/etc/puppet/manifests/site.pp
が適用されます。
-t
オプション
Agent/Master構成を組んでいる場合、2種類の動作モードが選択できます。
- デーモンとして動作させ、30分ごとにマニフェストを取得する
- 一度だけ動作させて終了する
-t
オプションは、2.の動作を行うためのオプションです。
これを外した場合、1.の動作を行います(agentがデーモンとして起動する)。
※ 外した場合の動作は検証したことがないので、どこかの機会でやってみたいです。
--verbose
オプション
--verbose
オプションは、実行内容を確認するためのオプションです。
puppet agent
コマンドを使う際は、基本的につけたほうが良いと思います。
--noop
オプション
--noop
オプションは、マニフェストの適用をシミュレーションするためのオプションです。
いきなりマニフェストを適用するのではなく、意図した通りに適用されそうかテストをする目的で使用できます。
ですので、puppet agent
コマンドで適用する場合は、事前に--noop
オプションを使うことをお勧めします。
問題ないことを確認してから、--noop
オプションを外して実行すればOKです。
私が、グループ作成の際にマニフェストを適用する前に--noop
オプションをつけていたのも、このような理由です。
参考
この記事は、以下を参考にしています。
Basic Agent/Master Puppet ~ Agent/Master方式Puppetの基礎 — Documentation — Puppet